社内や社外の方から訃報の知らせを受けたら、どんなことを確認し、対応すればいいのか?突然の訃報でも戸惑わないように、今回はビジネスにおいてのお葬式マナーについてお話していきます。よくある質問 ”お悔みの言葉は何をかけたらいい?”、”同僚として何か手配することや確認すべきことって?” についてもお答えします。
■目次
―まず確認することは? お葬式の日時や喪主の名前など
―その次の対応は? 誰が参列するのか、弔電や供花の手配など
―お葬式当日の参列 or 香典を送る
まず確認することは?
突然の訃報の知らせを受けたら、社内や社外に限らず、お悔みの言葉は「心からお悔やみ申し上げます。」「このたびはご愁傷様でございます。」などが一般的です。声のトーンは低めにやさしく話すようにします。お悔みの言葉やお葬式の場では、あまりハキハキ話すよりも声のトーンを下げてそっと話す方がマナーといわれているので、笑顔で声をかけるのではなく寄り添った表情で話すとよいでしょう。
また、社内の方やその親族の方が亡くなった場合には、「何かお手伝いすることはありませんか」などと申し出るのも親切です。
社内・社外で訃報を聞いたら、まずは以下の内容を確認しましょう。または、社内で訃報を受けた際の対応が決まっている場合もあるかと思いますので、すぐに上司や把握している方に聞いてみましょう。
●いつ、どなたが亡くなったのか (例:○月○日に、△△株式会社の〇〇さんのお父様が、等)
●通夜、葬儀、告別式の日時と場所 (例:通夜は〇月〇日△時から、葬儀・告別式は〇月〇日△時から、□□斎場にて、等) ※告別式のみの場合や火葬式の場合もあるので、確認しましょう。
●喪主の方の名前、宗教・宗派 (例:〇〇家喪主〇〇様、仏式真言宗、神式、等)
●関係者への連絡などのお手伝いできることはあるか、供花を送る場合は取次先(葬儀社など)があるか、等
以上の情報を確認して、社内の上司や関係者に報告しましょう。
次の対応は?
お葬式の詳細を確認し、報告したら、以下の内容を上司と相談しましょう。
●社内からは参列するのか、誰が参列するのか
●通夜、葬儀・告別式のどちらに参列するのか
●本人が行くのか、代理人が行くのか
●弔電を送るかどうか
●供花を送るかどうか
●参列する場合は誰名義の香典を持っていくのか、または香典だけを送るのか
などの対応を決めます。対応が決まれば、それぞれを迅速に手配しましょう。弔電や供花を手配する場合は、社内で対応の仕方が決まっているケースもあるかと思うので、確認しておきましょう。決まりが無い場合は、担当の葬儀社や遺族の方に連絡を取って、供花の手配をするとよいでしょう。
上司から代理としての参列を頼まれたら?
上司から上司名義の香典を預かり、受付の際に「〇〇の代理でまいりました。」と一言添えながら手渡しましょう。記帳所が設けてある場合もあるので、上司から名刺を預かっておくと安心です。また、記帳する際はまず上司の名前と会社名、住所(会社の住所でも良い)などを記載し、横書きの場合はその下、縦書きの場合はその左に「代理」の字と自分の名前を書き添えるとよいでしょう。
-お香典の書き方などについてはこちらの記事へ。(不祝儀袋の選び方、宗教別の表書きの書き方など)
お葬式当日の参列 or 香典を送る
当日のお葬式に参列する場合は、通夜か葬儀・告別式のどちらかに参列するのが一般的です。勤務時間や時間の都合がつく方の日に参列するとよいでしょう。
受付でお香典を渡す際は、上記にお話したお悔やみの言葉を添え、香典は相手に向けて(相手が名前を読みやすいほうの向き)手渡しましょう。
参列できない場合は弔電や香典を送ります。弔電は葬儀・告別式が執り行われるホールや斎場宛に、香典は不祝儀袋に包み現金書留で喪主・遺族宛に送りましょう。
【 こんにちは、宇都宮市民葬祭です。 】
葬祭ディレクター歴8年目が、年間300以上のお葬式を手掛ける中でいただくお客様のちょっとしたお悩みや葬儀のお困りごとについて、現場に寄り添った目線からお話しております。突然のお葬式の参列の際の、「これってどうなの?」 の参考にしていただければ幸いです。
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