家族葬を生前に話し合うには?
本人と家族で決めておきたい7項目
「葬儀の話をするのは縁起でもない」と感じ、家族で話しづらいことがあります。
しかし、細かな内容まで決める必要はなく、誰に知らせたいか・どのようなお別れを望むか・宗教やお墓について希望があるかだけでも共有しておくと、ご家族が判断しやすくなります。
このページでは、宇都宮市で家族葬を考える方へ、本人と家族で生前に話しておくと整理しやすい7つの項目をご案内します。
「葬儀を決める」ではなく「希望を聞く」から始める
生前の話し合いでは、最初から火葬式・一日葬・二日葬のどれにするかまで決める必要はありません。
本人へ「どんな葬儀にしたい?」と直接聞きづらい場合は、次のような話題から始める方法があります。
親族、友人、仕事関係など、最後に知らせたい方を確認します。
宇都宮市であれば、悠久の丘を利用するかなど大まかな希望を聞きます。
菩提寺・宗教者との関係があるか確認します。
既存墓地、永代供養、散骨など希望があるかを確認します。
「本人が大切にしていること」を家族が知っておくだけでも、いざという時の判断材料になります。
本人と家族で話しておきたい7項目
- 誰に知らせたいか
家族だけ、親族まで、親しい友人まで、仕事関係にも知らせたいなど、本人が大切にしている人間関係を確認します。
連絡してほしい方の名前・電話番号が分かるようにしておくと、急な時にも家族が探しやすくなります。
- どのようなお別れをしたいか
通夜を行いたい、式場で花に囲まれて送りたい、家族だけで静かに送りたいなど、形式名ではなく希望するお別れのイメージを聞きます。
- 宗教・菩提寺について
菩提寺があるか、宗教者との付き合いがあるか、宗教儀礼を希望するかを確認します。寺院墓地へ納骨する予定がある場合は特に重要です。
- 写真について
遺影に使いたい写真があれば、本人が元気なうちに候補を決めておくことができます。スマートフォン内だけでなく、家族が分かる場所に保存しておくと探しやすくなります。
- 葬儀で大切にしたいもの
好きな花、好きだった音楽、家族との写真など、本人らしいお別れに使いたいものがあるかを確認します。
- お墓・納骨・供養の希望
既存のお墓へ入りたい、永代供養を希望する、散骨を検討したいなど、本人の考えを聞いておきます。決めきれない場合は「家族に任せる」と明確にしておく方法もあります。
- 費用についての考え方
葬儀にどの程度費用をかけたいか、式場や生花を優先したいか、できるだけ家族の負担を抑えたいかなど、大まかな方向性を話します。
形式名を決めるのは希望を整理した後で大丈夫です
本人の希望を聞いた後に、火葬式・一日葬・二日葬の違いへ当てはめると考えやすくなります。
| 形式 | 通夜 | 葬儀・告別式 | 希望との結び付け方 |
|---|---|---|---|
| 火葬式 | 行わない | 一般的な式典は行わない | 家族中心で、火葬前のお別れを大切にしたい |
| 一日葬 | 行わない | 行う | 通夜は行わず、式場で葬儀・告別式を行いたい |
| 二日葬 | 行う | 行う | 通夜から時間を取り、親族等とゆっくり送りたい |
家族・親族中心で行う火葬式・一日葬・二日葬はいずれも考えられます。
話しづらいときは「自分の希望」から話す
親から子へ、子から親へ、どちらから話しても「死を急かしているようで言いづらい」と感じることがあります。
その場合は、相手に質問する前に自分の考えから話す方法があります。
自分の希望を先に話すと、相手も意見を言いやすくなります。
葬儀だけでなく、将来の供養や墓地の整理をきっかけに話す方法があります。
葬儀形式ではなく、人間関係の確認から始めることもできます。
家族写真や思い出の整理から自然に希望を確認する方法もあります。
一度に全てを聞かず、話せる範囲だけ確認しておきます。
「家族に任せる」も大切な意思表示です
本人が「細かいことは家族に任せる」と考えている場合もあります。その場合は、すべてを決めてもらおうとせず、最低限の希望だけ確認します。
- 連絡してほしい人
- 宗教・菩提寺の有無
- 納骨先・墓地の有無
- 家族中心でよいか
- 避けてほしいことがあるか
- 費用面で家族へ伝えたいこと
話した内容は簡単に残しておく
家族で話しても、数年後には「何と言っていたか」が曖昧になることがあります。正式な書類でなくても、家族が分かる形でメモを残すと確認しやすくなります。
- 連絡してほしい人と連絡先
- 希望する葬儀のイメージ
- 菩提寺・宗教者の連絡先
- 遺影候補の写真
- 好きな花・音楽など
- 墓地・納骨先
- 保険・互助会等を利用している場合の資料
- 事前相談で作成した見積り
一度決めたら固定するのではなく、年齢や家族状況が変わった時に見直します。
遺影写真は「遺影用」に撮る必要はありません
本人らしい表情が分かる写真があれば、遺影候補として整理しておけます。
- 表情が本人らしい
- 顔がある程度大きく写っている
- ピントが合っている
- 家族が気に入っている
- 元データの保存場所が分かる
スマートフォンにしか保存されていない場合は、家族が確認できる場所へコピーしておくと、急な時に探しやすくなります。
連絡先リストは葬儀の規模を考える材料になります
「家族葬にしたい」と思っていても、本人が知らせたい親族・友人が多い場合があります。
生前に連絡先を整理しておけば、実際の参列人数を想定しやすく、式場・料理・返礼品などの準備にも役立ちます。
兄弟姉妹、叔父叔母、いとこなど、どこまで知らせるかを考えます。
家族が知らない友人がいる場合、名前・連絡先を残しておきます。
退職後でも知らせたい元同僚等がいるか確認します。
町内会・近所など、連絡が必要かを家族で確認します。
供養方法は葬儀と同時に決めなくても構いません
墓地・納骨先が決まっている場合は情報を共有しておきます。決まっていない場合は、本人の希望だけ聞いておき、実際の納骨方法は家族で後から決めることもできます。
墓地名、寺院、管理者などを家族が分かるようにします。
お墓の管理負担などを踏まえて検討します。
海洋散骨などを希望する場合は、本人の希望として残します。
本人が特に希望しない場合、その意思も家族で共有します。
事前相談では「葬儀を契約する」必要はありません
事前相談は、具体的な葬儀を今すぐ決めるためだけのものではありません。
家族葬、火葬式、一日葬、二日葬の違いや、悠久の丘を利用する場合にどのような費用が必要になるかを確認し、家族で話す材料にすることができます。
- 火葬式・一日葬・二日葬の違い
- 悠久の丘で利用する施設
- 搬送・安置について
- 参列人数に応じた内容
- 生花・料理・返礼品
- 概算見積り
- 火葬後の供養
家族で話すときの簡単チェックリスト
- 知らせたい人は誰か
- 家族中心の葬儀を希望するか
- 通夜を希望するか
- 式場でのお別れを希望するか
- 好きな花・音楽等はあるか
- 菩提寺・宗教者
- 墓地・納骨先
- 遺影候補の写真
- 親しい方の連絡先
- 本人が保管している関連資料
- 具体的な葬儀日
- 式場規模
- 生花の本数
- 料理の数量
- 返礼品の数量
本人が何を大切にしているのかを家族が知り、急な時に判断しやすくすることが大切です。
家族葬・事前準備に関連するご案内
家族葬の生前相談でよくある質問
Q. 元気なうちに葬儀の話をするのは早すぎますか?
年齢だけで時期を決める必要はありません。お墓や写真の整理、家族の連絡先確認など、話しやすい項目から始める方法があります。
Q. 家族葬の形式まで生前に決める必要がありますか?
必ずしも必要ありません。「家族中心で送りたい」「式場でお別れしたい」など、大まかな希望だけ共有しておく方法もあります。
Q. 本人が「家族に任せる」と言った場合はどうしますか?
その意思も大切な情報です。連絡してほしい人、宗教・菩提寺、墓地の有無など最低限の情報だけ確認しておくと家族が判断しやすくなります。
Q. 遺影写真は事前に決めた方がよいですか?
必須ではありませんが、本人らしい写真を候補として整理し、家族が分かる場所へ保存しておくと急な時に探しやすくなります。
Q. お墓が決まっていなくても事前相談できますか?
できます。既存墓地、永代供養、散骨などの考え方を確認し、火葬後に家族で決めることもできます。
Q. 事前相談をすると契約しなければなりませんか?
事前相談では、葬儀形式や費用、悠久の丘利用など分からない点を確認し、家族で検討するための情報を整理できます。
Q. 見積りは生前でも確認できますか?
希望する葬儀形式や人数などを想定し、概算費用を確認できます。実際の葬儀時には搬送距離・安置日数等によって条件が変わるため、その時点で再確認します。
家族葬のことを「決める前」からご相談ください
本人と家族で何を話せばよいか分からない場合でも、家族葬・火葬式・一日葬・二日葬の違いから順番に整理できます。
希望を決めるための相談だけでもご利用いただけます。
